心と体が軽くなった(MYさん)

たんぽぽ便りレポート

 

 

マクロビオティックに出会う前:

 

マクロビオティックに出会う前はインドの伝統医学であるアーユルヴェーダを学んでいました。

5年前に乳房に腫瘍(検査結果は良性でした)ができ、手術をしてから、健康の大切さに気づき、これまでの食事や生活を変えようと決意したからです。

 

アーユルヴェーダは全身をオイルマッサージするエステというイメージを持つ人も多いのですが、アーユルヴェーダは医学であり哲学です。病気の治療と予防だけでなく、より良い人生を目指すものです。病気は身体に溜まった毒が原因であるとし、デトックスを大切にし、特に食を大切にしています。

アーユルヴェーダを学んで、実践することにより、それまでの不定愁訴、イライラ、頭痛などの不調が改善されました。そして、アーユルヴェーダの栄養学も学び、カウンセラーとして働いていたこともありましたが、自分の健康状態に自信が持てず、辞めてしまいました。今思えば完璧主義で御利益主義的な生き方だったのだと思います。

 

マクロビオティックとの出会い

 

そんな時に出会ったのがマクロビオティックでした。アーユルヴェーダとマクロビオティックはどちらもホリスティック(全体観)な考え方という点で一緒ですが、マクロビオティックの方が日本人の私たちに馴染みがあると思いました。

食に関しては、アーユルヴェーダがハーブやスパイスを活用しているのに対して、マクロビオティックは、 お味噌、醤油、梅干しなど日本の伝統食を大切にしているので、実践しやすいと思いました。

 

恭子先生の本との出会い

 

そうして、マクロビオティックへ興味を持ち試行錯誤で実践していたときに、

恭子先生の本『食べ物を変えると、からだも運命も変わります』(河出書房)に出会いました。


れこそ、私が求めていた先生だと感動し、読んで直ぐにお教室の申し込みをしました。御著書では、マクロビオティックの良い点、悪い点を指摘され、そのためにはどうしたら良いのかを教えてくださっていました。実際に『ハッピーマクロビオティック
のお料理を作ってみてとても美味しかったので、先生のお教室に行ったら美味しいお料理が学べて、頂けて、元気になれるとの思いでした。本の表題どおり、「食べ物を変えると、からだも、運命も変わります」を期待していました。

 

恭子先生の教室に通う前と後の身体の状態

 

疲れやすい→疲れにくい、朝の目覚めが良くなった

慢性的な膝の痛み→正座ができるほどに治癒

健康診断で血糖値が低い→まだ受けていないので変化が分からない

日中眠くて仕方がない→時々あるが、大分改善

甘い物が辞められず、食べ過ぎてしまう→食べすぎないで辞められる

疲れやストレス、季節の変わり目などに、ヘルペスや、湿疹→出てもすぐに治る

蕁麻疹→毎年春先に出やすかったが、今年は出ていない

手の主婦湿疹→ほとんど無し、出ても軽症

 

恭子先生の教室に通いはじめて:

 

とうとう念願叶って恭子先生の元で学ぶことができました。本を読んだだけでは分からないお料理のコツ

やポイントなどを教えていただきましたが、それ以上に生き方や考え方について、教えられることが多く

自分を明らかにしていくことは、時には辛いことでしたが、私にとって大切なことでした。


恭子注:
この、自分を明らかにする、という行為が、皆さん、厳しいといわれるゆえんです。

でも、これこそが、わが教室で皆さん画期的にからだと運命が変わる、良くなる、要因なのです。

 

先生の本を読んではいましたが、最初の頃は先生のおっしゃることが、よく理解できずポカンとした顔で過ごしていたと思います。

ただ、恭子先生の所で頂くご飯がなんて美味しいのでしょうか!自分で作るよりも数十倍も美味しいのです。そして、先生の所作が丁寧で美しいのです。道具の扱い方、特に包丁の扱い方は何度も注意を受けました。盛りつけも勉強になりました。お料理は五感を使って楽しむものだということを改めて教えられました。

 先生のご飯が美味しいので、これまで御馳走と思っていたお肉やお魚、チーズなどには魅力を感じなくなっていきました。(未だに甘い物への誘惑は断ち切れず、出たり引っ込んだりしています)先生のお話を聞いて、皆で真剣にご飯作りをし、そのお食事を頂く度に幸せがこみ上げて元気になる自分に気がつきました。

 

教室に通う前の食事と生活:

 

子供がアレルギーだったので、なるべく手作りを意識し、外食を控え、コンビニ食や添加物など摂らないようにしていました。手術後、アーユルベーダを学んでからは、自分の体質に合うものや、身体に良いと思うものは積極的に摂っていました。アーユルヴェーダでは、蜂蜜やデーツなどは、体質によっては摂って良いものです。食事に対しての意識は高いほうでしたが、甘い物の害については、知らず、白砂糖以外なら大丈夫だと思って、粗製糖や甜菜糖、メープルシロップ、蜂蜜などの甘味料を使って、せっせと手作りしていました。

 

朝食 チャイ(紅茶、牛乳、シナモン、クローブ、カルダモン、生姜、はちみつ)

昼食、夕食は、玄米菜食をとりいれながらも、肉や魚、お菓子も食べる

 

恭子先生の教室に通ってからの食事と生活:

 

朝は排毒の時間なので、先生の真似をして朝ごはんは梅生番茶だけにしました。梅生番茶は夫も腹痛や二

日酔いが治った体験から、すっかり気に入り、今では毎朝飲んでいます。梅生番茶無しでは1日が始まらない感じです。

 恭子注:
わたしももう30年以上、朝は、梅生番茶のみです。

海外登山などで、泊まりがあるときも、梅生番茶のインスタント物を必ず持っていきます。



朝食:梅生番茶、ローヤルゼリー

昼食:玄米ご飯や玄米おにぎり、味噌汁または、けんちん汁、時々蕎麦など

夕食:玄米ご飯、『ハッピーマクロビオティック』からおかず、味噌汁またはけんちん汁

おやつ:ナッツ、ドライフルーツ、全粒粉クッキー、かぼちゃケーキなど砂糖を使わないもの

 

 

私は普段あまりお腹をペコペコに空かせることが無かったので(すぐにつまみ食いをしてしまいます)、

お教室で先生がお話をされている時などに、ぐうぐうお腹が鳴り響いて恥ずかしかったです。でも、恭子

先生は「良いですね?。元気な証拠ですよ。」とおっしゃってくださいました。ですから、恭子先生の所

では、ぐうぐう鳴るのは恥ずかしいことではなくなりました。


恭子注:
お腹が鳴るのは、腸が元気に活発に動いている証拠です。

腸が不健康であると、ぐうぐうとは鳴りません。

 

お教室の仲間もお腹がぐうぐう鳴っていました。私は勝手に仲間意識を持ち、皆で真剣に手と頭を働かせてお食事作りをして、それを一緒に頂くことが本当に楽しくて幸せな時間となりました。

 

お食事を頂きながら、お料理の感想や自分のことなどを順番に話すことは、私にとって、有り難い時間でした。「となりの人をちょっと笑顔に」という先生の言葉どおり、恭子式マクロで健康になっていく仲間を見るのが本当に嬉しく、自分も頑張ろうという気持ちになれました。また、「痩せてスッキリした」とか「お肌が綺麗になった」など良いこともあれば、なかなか実行できずに辛いとか、悲しいことがあったとか、時には涙を流したり、お互い心の内を言い合える仲間がいることは、とても幸せなことだと思いました。

 

玄米とけんちん汁の威力:

 

恭子先生の教室に通わせて頂いて、すぐに玄米とけんちん汁のみの食事にしたら、毎日大きい便りが、し

っかり出て、身体が軽くなりました。心も軽くなりました。朝起きるのが楽になりました。身体が軽くな

ったので、どこに行くのも車や自転車を使い、歩くのが嫌いでしたが、なるべく歩くようになりました。

「食べ物だけ良くしても、綺麗になった血液を回して行かないといけないのよ。」との恭子先生のアドバ

イスに従いました。

 

すると、膝に溜まっていた毒素が抜けたからなのか、体重が減ったからなのか、たったの3週間で、気づいたら膝の痛みが無くなっていました。正座なんて絶対無理、酷い時には歩くのも辛い状態だったのに...です。

長年の痛みで何をしても治らなかったので、すっかり諦めており、これ以上酷くならなければ良いくらいに思っていたのに、正座ができるようになったのです。

 

この冬は手荒れや湿疹にも悩まされませんでした。時々、外食や食べ過ぎたりすると、手の同じ部分が痒くなりましたが、食事に気をつけるようにすると、治ります。

恭子注:
からだに良いものと悪いものとが、からだでわかるようになったのです。食事を変えたからです。
 




甘い物の誘惑:

 

甘い物への誘惑は、まだ断ち切れませんが、甘い物をたくさん食べ過ぎてしまうことが無くなりました。以前は食べてしまった自分を責めていました。

 

「甘い物たべちゃった?と落ち込むことは、一生懸命いきている証です。」

「長い間かけて具合が悪くなったのですぐに100点になるとは思わないこと。」「〇〇よりまし。」「今に満足、今日に感謝。」など繰り返し伝えてくださる恭子先生の言葉に励まされています。

 

先生のおやつのレシピはお砂糖を使わなくてとても美味しくて、特にかぼちゃのケーキとアップルパイは子ども達も大好きです。

 

お手当:

 

夫がゴルフでふくらはぎに肉離れを起こしました。足はパンパンに腫れて歩くのも困難でしたが、人体実験のチャンスとばかりに習ったばかりの生姜湿布と里芋パスタをしました。朝晩湿布をしたのですが、最初の1週間は里芋パスタについた臭いが強烈で家中が臭くなり大変でした。身体の中の悪いものが出たのだと思います。

1週間が経ち大分歩けるようになったのですが、インドカレーとナンを食べ過ぎてしまい、今度は胃のもたれと寒気が来ました。そこで、梅生番茶だけ飲ませ、ずっと寝ていました。翌日も一日中寝ていましたが、第一大根湯そして、玄米クリームを作ってあげました。翌日はすっかり良くなって、足の方も更に良くなって、本人も私もびっくりしました。夫は、その時はまだお会いしていない恭子先生のファンになり、私に感謝してくれました。

恭子式マクロをしていなかったら、こんなに辛抱強く臭い夫の介護をしてあげられなかったのではないかと、自分で自分を褒めました。


恭子注:
素晴らしい実践力ですね。

自分で自分をほめるのもさらに、恭子式マクロの実践力ですね!

 


考え方の変化:

 

最初は恭子先生の言葉は難しく、理解できずにいましたが、身体に良いお料理を学ぶとか、病気を治すことが目的ではないということが少しずつ分かってきました。

 

私は、お料理が好きで、主婦なので、毎日台所に立っています。お友達に教えたり、お料理を作って出したりしたこともあるので、少し自信がありました。しかし、自分では全く気づかなかったのですが、食材を包丁で切る時に逆方向に斜めに構えてしまう癖がありました。それを恭子先生は、直ぐに気がついて注意してくださいました。特に、包丁の扱い方にはとても厳しく、何度も注意を受けました。また道具や食材の扱い方や手順が悪くて失敗をしてしまうこともありました。

正直、この歳になって、注意されるのは嫌な気分で落ち込みましたが、


恭子注:
上にも書きましたが、これこそが、物事本位になる、実習なのです。

厳しい作業ですが、これを乗り越えると、皆さん、開運しバラ色の人生になるのです。

いえいえ、バラの花ではなくそれぞれの皆さんの「自分の花を咲かせる」のです。

私はどなたも人格否定していないのです。どなたも咎めていないのです。

こうするといいのよ、と技術を伝えているだけなのに、日本人の癖として、人格否定をされたと勘違いするのです。
そこには、進歩はありません。人間としての進歩はありません。

人格否定ではなく、物事本位に、受け取っていくと、料理の技術が進歩していくのです。

 

お料理を通して、繰り返し繰り返し呪文のように、生き方を教えてくださっていたのです。

 

恭子先生の言葉で特に好き言葉は

「今に満足、今日に感謝」

「善対悪は6対4でよろしい」

「できる人よりできた人を目指せ」

です。

いつまでもくよくよ悩む心の癖が改善されていきました。こどもが、勉強しないとか、家族が片づけをし

ないとか、人間関係で嫌なことがあっても、先生の言葉を思い出して乗り切れるようになりました。

まあいいか!次行こう」と思えるように、すこしずつ変わってきました。

何か嫌なことや困ったことがあると人のせいにする自分に気づき直して行こうと思えるようになりました

 
恭子注:
すっばらしい!



物を大切にすること:

恭子先生は、物を大切にすることは自分を大切にすること、地球を大切にすることだとおっしゃって、物の命を最後まで使い切ることを教えてくださいました。野菜も捨てる所がほとんど有りませんし、パッケージ袋も綺麗に洗って再利用します。竹串は何度も洗って使います。だからゴミがほとんど出ないのです。暖房はほとんどかけないので、部屋の中なのに靴下を何枚も履いて、セーターやダウンのベストを着て厚着をしています。

私も家で出来ることから、実践していきました。

地球環境についてエコだとか、ゴミを出さないとか口先だけでは言えますが、先生のように具体的に行動することで、自分でも地球に優しく、丁寧に暮らせていると実感でき、心が穏やかになれます。

 

「水は低きに流れ、人は易きに流れる」:

 

恭子先生は、ご自分を弱い人間だとおっしゃいます。私たち生徒から見ると信じられない程のスーパーウーマンです。鍛えられた身体は、心の強さにも比例しているのではないかと思います。でも、その強さは、苦しんでこられたからこそ、大変努力されてきたからこその強さなのだと知りました。弱い人の気持ちを良く理解され、易い方に流れないための努力の道しるべを示してくださいます。厳しくても愛を感じます。お教室は温かくて安心できる場所なのです。

基礎科が終わっても、本科に進めることは、とても有り難いことです。易い方に流れて行かないように、先生の下で更に学んで行きたいと思います。これからもよろしくお願い致します。



 恭子から一言
 
ご自分も指導者の立場でもあるので、とても深く学んでくださいました。

ご自分の良さに自信を持たれるようになられ、地に足がついてきました。

野草摘みの授業では、ご主人も参加してくださって、家族運のいい方だと思いました。

家族が心通じ合うのは、「健康」の基だからです。

ますます共に学んでいただければ嬉しく光栄です。